名→姓は常識?

名刺や社員証で、名前をローマ字で記載することがあります。

その場合、姓名の順番は「姓→名」にしますか?それとも「名→姓」にしますか?

はるか昔、私が学生だった頃は、書くのも話すのも「名→姓」が一般的でした。

・・・ところが今では事情が異なるようです。

書き文字としての表記

2019年に、政府は公文書において日本人の名前をローマ字で表記する場合、「姓→名」の順とすることを決定しました。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/seimei_romaji/index.html

例えば、パスポートの氏名表記がこれにあたります。

一つの文化の慣習に合わせるのでなく、世界中で多様性を認め合おうとする姿勢が見えますね。

名刺に記載するときはどちらが良い?

では、名刺や社員証に記載する時はどちらが適しているでしょうか?

結論としては「どちらでも良い」です。

政府が取り決めたのはあくまで公文書に限った話なので、名刺や社員証などへの表記は自由です。

しかし個人的には、名前のふりがなの役割をもたせるためにローマ字を併記する場合は、姓→名の順がわかりやすいのでは・・・と思います。

日本語とローマ字が同じ順だと、視線が交差せず理解しやすいからです。

日本語とローマ字が同じ並びの方がわかりやすい。

姓と名の区別がつきにくい場合は、「姓を大文字で表記する」ことも認められています。(例:TOYAMA Hanako)

なるほど・・・確かにわかりやすい!

今まで常識だと思っていたことも、いつの間にか変化しているものですね。